会社全体のパフォーマンスを上げるために必要なたった一つのこと
パフォーマンスが高い会社の共通点とは…?
とあるデザイナーの日常
「こんな問い合わせが、毎日のように私のところに来るんです」
社内でデザイン業務を担当しているという彼女が、少し疲れた様子でつぶやいた。
『朝、仕事をしようとパソコンの電源を入れたら、真っ黒な画面のまま…』
『システム会社と打ち合わせがあるから、同席してもらえる?』
『業務中、いきなりインターネットに繋がらなくなったんだけど…』
『ECシステムと基幹システムの連携を手作業で行っているので、面倒くさい』
『印刷したのに、プリンターから何も出てこない…』
彼女の話をよく聴いてみると、その会社では彼女が一番コンピュータに詳しいため、社員全員からこのような問合せが届くとのこと。
責任感が強く真面目な性格の彼女は、つい目の前で困っている人を助けることを優先し、自分の業務が後回しにしてしまうことも。
そして、本業であるデザイン業務が遅延すると他の人に迷惑をかけてしまうという想いから、日常的に残業や休日出勤をせざるをえない状況だという。
一方、似たような環境でありながらも、IT系の問題が発生しても、誰かの業務を中断することなく、全員がそれぞれの本来の業務を集中して作業できる会社もあります。
IT系の問題が発生したときに…
業務が中断する会社 vs 集中して作業できる会社
ある社員がどんなにコンピュータに詳しくても、
「ITに特化した独立部門(または専任担当者)」
が存在しなければ、会社全体のパフォーマンスを上げることはできません。
「IT部門を新設する余裕は、うちの会社にはない…」 「技術に詳しい人を採用すると言っても、採用基準がわからない…」 そんなご心配は必要ありません。
IT部門を作るために、必ずしも専門家を社員として雇用しなくてもいいのです。
なぜなら、IT系の問題や課題を解決するために必要なのは
しかし、残念ながらそのような人材は雇用されてしまっていることも事実です。
だから、社員でなくては解決できないと思ってしまうことも、無理のないことです。
そうやって諦めてしまい、結局社員の誰かが負担を余儀なくされる状況が延々と続くのです。